子供の偏食は、多くのママたちが日々の食事作りで直面する課題のひとつです。
一方で、その原因や改善方法について十分に理解していないこともありますよね。
この記事では、ママたちがより安心して子供との食事を楽しめるように、重要なポイントを解説していきます。
子供の偏食には個人差が大きく、改善の時期も様々です。
また、その原因も日々変化しやすいことがあります。
そこで、まずは偏食と好き嫌いの違いについて理解し、成長曲線をチェックして心配から解放される方法をご紹介します。
そして、食卓で本当に大切なのは食べることだけでなく、家族との楽しい雰囲気作りも忘れてはいけません。
最後に、子供の食事の悩みはママのストレスにもつながりますが、それを軽減するための効果的な言葉かけについても考えていきます。
この記事を通じて、子供の偏食に対する不安や悩みを少しでも解消し、ママたちがより心地よく食事の時間を過ごせるよう、お手伝いできればと願っています。
子供の偏食の改善時期は個人差が大きい
子どもの偏食は個人差があり、発生時期や継続期間は異なります。
一般的には、2歳を過ぎる頃から始まるイヤイヤ期から好き嫌いが始まり、ピークは4〜5歳と言われています。
この頃は、特定の食べ物ばかりを好んで食べたり、他の食べ物を避けたりすることがよくあります。
これは子どもが新しい食べ物を試す段階で、好みや嫌いがはっきりしてくる時期と関係があります。
でも心配しないでください!
成長とともに、子供たちは新しい食べ物を試したり、好みが変わったりします。
偏食が続いても、それは子供の個性の一部です。
大切なのは、子供たちがバランスの取れた食事を楽しむことができるように、親が工夫することです。
一緒に楽しく食べる方法を見つけましょう!
偏食の原因は日々変化
「昨日まで好きだったのに全然食べなくなった」や、「急に遊び食べが始まった」など食卓は毎日の繰り返しなので、いろいろな変化が起きます。
せっかく作ったのに、どうして食べてくれないの…と悩んでしまうママも少なくありません。
まずは、小さいお子さんはどんな感覚でお食事を感じているのかチェックしてみましょう。
これを知っているだけで、お食事のヒントになるかもしれませんね。
食感が苦手
食べ物の感触が苦手で、口にするのが難しいことがあります。
食感にも色々ありますね。
- 柔らかすぎる
- 固すぎる
- ヌルヌルしてる
- ネバネバしている
- パサパサしている
様々な食感に慣れるために、少しずつ試していきましょう。
いつもと違う食感の食材を出したときは、「ちょっと見て〜!これこんなにネバネバだけどどう?」と会話のチャンスですね。嫌いでももちろんOK!まずは、見たり感じたりすることが大切です。
本能的に慎重になってしまう
子供は新しいものを食べる時、不安になることがあります。
初めて食卓に出したものをいきなり食べてもらおうとすると警戒してしまいます。
まずはパパママが食べているところを何度も見学してもらいましょう。
普段から「おいしい」と感じているパパママの姿を通して、「これはおいしいもの、安全なものだよ」ということを伝えることができます。
見慣れた頃に、「今日は食べてみない?」と誘ってみると意外と挑戦してくれる気になったりします。
「腐っている?毒?」という危険を回避するための拒否反応
以下は昔から人間が食べ物が腐っているかどうかを判断するための本能です。
- 酸味=腐っている
- 苦み=毒
子供にはこの本能がしっかり残っていて、酸っぱいものや苦いものを避ける傾向があります。
これを知っているだけで「どうして食べてくれないの!」とママが混乱してしまうことも軽減するのではないでしょうか。
酸味は加熱することで、まろやかにしたり、苦みはじっくり炒めることで軽減させたりと、調理の工夫をしながら少しずつ慣れさせていくと、成長とともに味覚も変化していきます。
噛んだり飲み込んだりが難しい
食べ物をしっかり噛んだり、飲み込むのが難しい場合もあります。
我が家の場合、お肉が本当に苦手で今でも焼売、餃子、ハンバーグ、ソーセージなどひき肉料理は大喜びされますが、豚バラや切り落としなどの料理はどうしても食べ進みがイマイチです。
食べ物を細かく切ったり、スープなど汁物を飲みながら食べることで、食べやすくしてみましょう。
一般的にとろみのついた食べ物を好む傾向にあるので、とろみのついたスープやあんかけのような調理方法にしてみることもおすすめです。
食べていて疲れちゃう
子供は食べている途中で疲れたり、飽きてしまうことがあります。
大きなものを食べることにストレスを感じるお子さんもいます。
食べ疲れてしまうお子さんには以下のポイントを意識してみてください。
- いつもより小さく切ってお皿に乗せてみる
- お皿に乗せる量をいつもより少なくする
大きな食材が「ででん!」とお皿に乗っているとプレッシャーを感じ、頑張れない子供はたくさんいます。
ママが思っているよりも小さい一口サイズを少しだけお皿に盛ることで「今日はひとりで食べられそう!」と食べることへのハードルが下がります。
おやつの食べ過ぎ
おやつを食べ過ぎると、本食を食べなくなることがあります。
ダラダラ食べ続けないために、おやつの時間が始まる前にその日の食べる量を決めることをおすすめします。
ただ、おやつは補食として大切とも考えられています。
食事との感覚が2〜3時間あくようにして、次の食事に響かない量とします。
栄養価の高い補食をおやつとして食べる習慣がつけば、少しくらいおやつを食べすぎてしまってもママのストレスは軽く感じるのではないでしょうか。
市販のおやつは甘さが強いのでなかなかやめられなくなるものです。
ついつい食べすぎてしまう原因にもなります。
市販のおやつは「1日少量」と決めておく、もしくは、特別な日だけ、週末だけなどルールを決めることをオススメします。
集中できていない
ただでさえお食事に興味がなかったり、偏食が強い時期は食卓につくのも気分が乗らないかもしれません。
お食事の妨げになっている原因がないか改めて、確認してみましょう。
- 椅子やテーブルの高さは体にあっている?
- スプーンやフォーク、お箸のサイズ
- お食事エプロンのサイズや素材は?
毎日使っていると意外とサイズが小さくなっていたり、エプロンが窮屈だったりしているかもしれません。
些細なストレスも改善してあげて、お食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
些細なことでも姿勢が崩れることや食事の妨げになるので、お子さんの食べる姿を定期的にチェックしてみてくださいね!
テレビやおもちゃを音楽に変えてみる
テレビやおもちゃを見ながら食事をすると、食事に集中しづらくなります。
テレビを見ながらお食事をしていると、何を口に運んでいるのかわからないものですね。
こぼしてしまったり、手が止まったりしてママもイライラしてしまうのでは?
でも、普段テレビをつけてお食事されているご家庭で、急にテレビを消してしまうとお子さんのご機嫌を損ねてしまうこともあると思います。
キリのいいところで一旦テレビは止めて、音楽に切り替えるなど工夫をしてみましょう。
好きなテレビのテーマ曲は、気持ちを盛り上げつつも、お食事の邪魔にはなりにくいです。
「今日はどんな曲にしようかな〜?」とお子さんにワクワクしてもらう声がけもお食事時間を楽しくスタートするポイントです。
ただし、携帯電話で音楽を流す場合は、食事中に操作してしまうと食事への集中が途切れてしまいます。
音楽を流し始めたら携帯電話は食卓から離れたところに置いておきましょう。
好きなテレビ番組「アンパンマン、パウ・パトロール、Eテレ(みぃつけた、おかあさんといっしょ)」などのお歌をランダムに流すことで楽しい気分が継続するのでオススメです。
規則正しい生活を意識する
幼児期は規則正しいリズムを作るために重要な時期です。
規則正しいリズムを作るためには、「早寝早起き朝ご飯」が鍵となります。
生活リズムが崩れると「体がだるい、やる気がでない、食欲が出ない」ということにつながります。
子供にとって必要な睡眠時間(お昼寝を含む)は次の通りです。
- 幼児(1〜2歳):11〜14時間
- 就学前児(3〜5歳):10〜13時間
- 学童(6〜13歳):9〜11時間
早起きしてもボーッとしてしまう場合は、お茶を飲んでみる、好きな食材(パンやおにぎり)を少し食べてみるなどして、体を少しずつ起こす習慣をつけましょう。
偏食と好き嫌いの違いは?
そもそも「偏食」と「好き嫌い」の意味には次のように違いがあります。
- 偏食:特定の食べ物に偏って食べる傾向
- 好き嫌い:個々の食べ物に対する好みや嫌い
例えば「野菜が好きでない子が、毎日同じご飯を食べる」のが偏食です。
「ピーマンが嫌いで、バナナが好きな子が、ピーマンを食べない」のが好き嫌いです。
偏食は同じものばかりを食べる習慣で、栄養が偏ってしまう可能性があります。
一方、好き嫌いは、特定の食べ物を好んだり嫌ったりするだけで、栄養のバランスは保てる場合もあります。
成長曲線をチェックして心配から開放!
少食や偏食に困っているママは、次のようなことで不安を感じていることでしょう。
- 全然食べないけど、栄養は足りてる?
- こんなに食べなくて大丈夫?
- 成長に遅れは出ていない?
そんなときは、一度成長曲線のグラフをチェックしてみてください。
引用:和光堂公式HP
このとき重要なポイントは、「平均値から大きくはずれていないかどうかをチェックする」ということです。
どうしても平均値を気にしてしまいがちですが、半年〜1年単位で考えて、急激な変化が起きていないかという点をみてみましょう。
パパママからみて「全然食べていない」と感じても、その子にとってのその時期の適量かもしれません。
子供の成長は一つ一つの段階を通過します。
グラフを参考にしながら、ゆったりとした気持ちで、気長に様子をみてあげましょう。
食卓で本当に大切なことは「雰囲気作り」
食卓は家族が集まる大切な場所です。
特に偏食に困っているママにとって、食事の時間は悩みや不安がつきものかもしれません。
しかし、そんな時こそ、食卓の雰囲気づくりが重要です。
大切なのは、食事をただの摂取行為として捉えるのではなく、食事のマナーを気をつけたり、楽しい時間や愛情を込めたコミュニケーションの場として捉えることです。
大人も子供も、楽しい雰囲気の食卓のほうが美味しく感じますね。
偏食に悩んでいる子供にとっても、楽しい雰囲気の中で食事をすることが、新しい食材に挑戦するきっかけになることもあります。
楽しい食卓が克服の第一歩かもしれません。「食べなきゃいけない」ではなく「食べることを一緒に楽しむ」雰囲気づくりが大切です。
ここでは、食卓の雰囲気を良くするためのポイントをご紹介します。
家族でリラックスできる声がけ
ママがリラックスして食卓に座ることで、子供達に安心感を与えることができます。
食べることが苦手でも、「まずは一緒に食卓を囲むこと」を楽しめる明るい雰囲気作りを意識しましょう。
朝食では「今日の予定」を話したり、夕食では「今日の楽しかったこと」を一緒に振り返ってみたり。まずは会話で食卓の雰囲気を楽しみましょう。
子供の意見を尊重する
先に述べたように、子供には様々な偏食の原因があります。
子供が食べたいものや嫌いなものを尊重し、選択肢を与えることで、食事の楽しさや自主性を促します。
我が家では、納豆だけとっても、「長男:ネバネバが好き、次男:納豆の匂いが苦手、三男:納豆は好きだけど混ぜないでほしい」と好みはバラバラです。
一言で「嫌い」と言っても、味?食感?見た目?など会話をしながら探ってみると子供たちの感覚のヒントを掴むことができるかもしれません。
つい子供のネガティブな発言ばかり気になりますが、まずパパママは認めてあげることで、子供たちの「挑戦するタイミング」を待ってあげましょう。
食事のマナーを身につける
食事の挨拶や姿勢など、気持ちよく食事をするためのマナーはとても大切です。
食べてほしい気持ちが大きくなり、つい食事時間がダラダラと長くなることも多くあります。
しかし、子供の集中できる時間は、大人と比べるととても短いものです。
子供の1回の食事時間の目安は15分〜30分です。
食事時間をある程度決めて、食べられないときは切り上げてしまうということでダラダラ食べることを防ぐことができます。
食事を特別な時間にする
週末など、ママに余裕があるときは、公園で一緒に拾ってきたお花を食卓に飾るなど、食事の時間を「特別な時間」として捉えて演出してみましょう。
ランチョンマットを敷いてみたり、コースターをセットしみてたり、ちょっとしたことでも子供たちはいつもと違う雰囲気に喜んで、新鮮な気分で食卓を楽しむことができます。
冬はキャンドルを灯したりすることで、温かい雰囲気を演出できます。
いつもと違う食器を使ってみる
普段使っているものと違う食器を使ってみることでも、食卓の雰囲気を変え、特別感を与えてくれます。
季節を意識してみたり、キャラクターやデザインでお食事への興味を促してみたり、普段お子さんが好きなことをきっかけにしてヒントを掴んでみてくださいね。
ワクワク感を演出する
パパママと同じ食器や大人が使っているグラスを使うことで、食卓へのワクワク感が高まります。
お弁当箱に詰めてみることも気分転換のきっかけにおすすめです。
気候の良い季節はピクニックをする方も多いので、お家でもピクニックごっこができると同じ食材でも楽しく食べられます。
かわいいピックなどもお子さんが喜ぶポイントです。
季節やテーマに合わせる
クリスマスやハロウィンなど、テーマに合った食器を選ぶと食事がより特別なものになります。
100均で季節にあった紙皿や紙コップを見つけて食卓に並べるなど手軽に取り入れられます。
季節に合った紙ナプキンを食卓に並べて、口拭きに使うことを話すだけでも食事マナーのきっかけにもなります。
手軽に取り入れられるアイテムをお子さんと一緒に見つけてみてくださいね。
子供の興味を引く
子供が興味を持ちそうなキャラクターやデザインの食器を使うことで、食事を楽しむきっかけになります。
お気に入りのキャラクターが描かれた食器を使ったり、いくつかコップの色を用意して、その日好きな色のコップを選んで食卓に並べるなど、ちょっとした工夫でもOKです。
▼こちらのグラスはプラスチックですが、ガラスのようにきれいで愛用しています。子供たちの手にも馴染みやすいのでおすすめです。
食事の悩みはママのストレス軽減が最重要!
子供の食事に関する悩みは、ママにとって大きなストレスとなります。
しかし、そのような悩みを抱えるママたちにとって重要なのは、食事の準備や子供の食べ方にこだわることではありません。
むしろ、ママ自身のストレスを軽減し、家族との食事を楽しむことが大切です。
ここでは、食事の悩みを解消するために、役に立つアプローチをご紹介します。
食べてくれなくてもOK!と思えるレベルの献立にしよう
まずは、無理のない献立を考えることが重要です。
ママがストレスなく準備できることを大前提に、子供が好きな食材を取り入れたり、簡単に作れる料理を心がけましょう。
食事の準備や食材の調達に時間をかけすぎないことも大切です。
なにが「一番気楽か」を考えてみる
ママ自身がストレスを感じない方法を見つけることも重要です。
周囲の人に「適当でいいじゃん」と言われても、人によって「適当」のレベルは違います。
お惣菜を活用したい人もいれば、少しは手をかけたお料理をしたい人もいますね。
以下では、冷凍食品、お惣菜、宅食というアプローチをご紹介します。
自分にとって一番気楽な方法や、無理のない手段を試してみましょう。
冷凍食品
冷凍食品は、ママにとって大変便利な選択肢の一つです。
冷凍庫にストックしておけば、いつでも手軽に調理できるため、忙しい日や食材が不足している時に重宝します。
冷凍食品には、おかずからサイドディッシュ、おやつまで幅広い種類がありますので、子供の好みや栄養バランスを考えながら選ぶことができます。
お惣菜
スーパーやコンビニで手に入るお惣菜も、ママのストレスを軽減する手段の一つです。
お惣菜を活用すれば、料理の手間を省きながら、バランスの良い食事を提供することができます。
子供が好きなおかずやサラダを選んで、家族の食事を楽しむことができます。
食材宅配サービス
最近では、食材宅配サービスも充実しており、ママたちにとって大変便利な選択肢となっています。
食材宅配サービスを利用すれば、栄養バランスの良い食事を手軽に提供することができます。
日々の献立作りに困るママたちにとって手軽でストレスの少ない食事の提供方法の一つです。
実際、我が家は5年前から食材宅配サービスOisix(オイシックス)を利用しています。
今ではオイシックスがないと困ってしまうほど日々の食卓には欠かせない存在です。
食事の準備や調理に時間をかける余裕がない時や、子供の好みに合わせた食事を提供したい時には、ぜひ取り入れてみてください。
短期的ではなく長期的に考える
子供の食事の悩みに直面した時、ママたちは短期的な解決策に焦点を当てがちです。
しかし、子供の食習慣や好みは時間をかけてゆっくりと変わっていきますので、長期的な視野で向き合うことが重要です。
例えば、1年くらいかけてゆっくり見守ったり、生活環境がガラリと変わる「入園/入学」のきっかけを待ってみるなど、長期的に改善を待つ気持ちでいることが大切です。
とはいえ、食卓は毎日の繰り返しなのでママも疲れてしまいますね。
わかっていても食べてくれない子供達を目の前にすると悩んでしまいます。
ぜひ、ママたちも焦らずいきましょう!
長期的な視野で子供の食事の悩みに向き合うことで、より良い解決策を見つけることができます。
子供達のペースに合わせて、ママもご自身の「心地の良い食卓作り」をゆっくりと探してみましょう。
偏食が改善されやすい3つの時期
以下には、一般的に偏食が改善される大まかな3つの時期をまとめます。
- 幼児期から就学前期まで:この時期、子供は食べ物に興味を持ち始め、新しいものに挑戦する傾向があります。また、幼稚園や保育園での初めての社会生活が大きく関係します。家族との食事の時間が重要であり、多様な食材を試すことで食べ方が変わることがあります。
- 小学校入学後:学校で友達と食べるランチタイムや給食の時間が増えることで、子供が新しい食材に触れる機会が増えます。友達の影響もあり、食べる範囲が広がることがあります。
- 思春期以降:子供が成長して味覚や食欲が変わる時期です。健康や外見に興味を持つようになり、栄養バランスを気にすることで、偏食が改善されることがあります。
食事への興味は個人差が大きいので、なにがきっかけになるか、どんなタイミングで食への関心が芽生えるかわかりません。
子供の成長を信じ、ママ自身ものんびりとした気持ちで問題に向き合いましょう。
年単位や「入園や入学するまで」など長いスパンでの成長を見据えることが大切です。
【お悩み別】我が家で効果的だった働きかけ
私は4人の子育てママです。
一人ひとり食への関心はバラバラで、現在も食卓の雰囲気づくりは私の課題でもあります。
簡単に我が子のご紹介です。
- 長男:少食&偏食
- 次男:偏食
- 三男:食べること大好き(食べ過ぎが悩み)
- 長女:離乳食中期(食べムラあり)
毎日子供達の様子を見ていると、それぞれに効果的な声がけや働きかけは全く違うと実感しています。
ここでは、偏食タイプの長男次男に効果的だった働きかけを例としてご紹介します。
長男:食に全く興味がないタイプ【少食&偏食】
長男は離乳食が終わり、完了期から現在の小学生に至るまで、特に食に興味のないタイプです。
小学校にあがり、運動量が激増したことで食べる量は確かにとても増えました。
ただ、ご飯はちゃっちゃと済ませたいと思うほどお食事への興味は薄いです。
そんな長男に効果的な働きかけは以下の通りです。
- 理解してから行動するタイプなので「図鑑タイプの絵本」を読む
- 体重計に乗ってみる(年長くらい〜)
長男は「どうして食べなきゃいけないのか」「たくさん食べたらどんなことが起きるのか」ということを理解すると食事への興味が少し湧いたようでした。
▼こちらの絵本は体の仕組みがわかりやすく説明されています。全ページイラストで解説されているので、図鑑よりも読みやすいです。食べたものがどのようにして運ばれて体にどのような影響があるのか理解することができます。
また、年長くらいからは毎日お風呂に入る前に体重計に乗ることが日課となりました。
体重が増えていると「たくさん食べると大きくなった!」と変化を数字で実感することができます。
次男:典型的な偏食タイプ
次男は食事への興味はあるものの、ソーセージやハムなどの「加工肉」しか食べたくない偏食タイプです。
次男は恐竜が大好きなので、強くなりたい願望が強いです。
そんな次男に効果的な働きかけは以下の通りです。
- 手羽中など骨付きのお肉料理を用意してみる
- 大きな口でがぶり!を一緒に再現
とにかく頭の中は恐竜でいっぱいな次男なので、なんでも恐竜に紐づけて働きがけをしてみました。
肉食恐竜は「がぶり!」と獲物を捉える習性があるので、骨付き肉を「ティラノサウルスみたいにがぶり!」と一緒に肉食恐竜の真似をしてみたり。
そこで食べてみて嫌いでももちろんOK!
「食べてみる」という挑戦ができたら、さすが!すごい!となりますね。
なにか好きなキャラクターや興味のあることに紐づけて働きがけができると、お食事への関心が高まるきっかけになります。
子供の偏食の原因は?毎日の食事で心がけたいポイント徹底解説まとめ
子供の偏食は改善までの道のりが人それぞれであり、ママたちにとって大きな課題です。
「偏食の改善時期は個人差が大きいこと」や、「原因が日々変化すること」を理解することで気楽に向き合うことができます。
また、食べてくれないことに悩んでいるママはぜひ「成長曲線」を参考にしながら、長期的にゆったりと成長を見守ってみましょう。
そして、毎日の食事作りに疲れたママはぜひ「宅食」のお試しをおすすめします。
我が家ではoisix(オイシックス)を5年間利用しています。
簡単においしい食事が用意できるので、「せっかく手間をかけて作ったのに!」と嘆く気持ちがラクになります。
無添加や塩分控えめのおやつもたくさんあるので、おやつばかり欲しがるお子さんにも補食としてぴったりです。
ママの食事作りがよりラクになるように無理のない手段を探してみてくださいね。