子供の食事はママたちにとって日々の悩みの種。
偏食や食べない、好き嫌い…そんな悩みを抱えるママたちにおすすめなのが、絵本を活用した食育です。
例えば、0〜1歳の赤ちゃんには、触れたり口に入れたりすることで食材に親しむ『しかけえほん くだものどうぞ』がピッタリ。
2歳からは、お弁当や野菜に親しむ機会も増えます。
『しかけえほん おべんとう』や『やさいさん』など、手を動かしながら楽しく学べる絵本がおすすめ。
3歳以上になると、食べ物の大切さを理解する絵本が登場します。
『ちびころおにぎり なかみはなぁに』や『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』など、リアルな写真やユーモアを交えながら食事の楽しさを伝える絵本が人気です。
この記事で紹介した絵本は、すべて我が家の4兄弟全員が大好きで、何度も読んできた絵本だけを厳選しました。
年齢別に絵本を紹介していますが、あくまで目安です。
お子さんの興味や発達に合わせて、好きな絵本を選んでくださいね。
絵本には食事の悩みを解決するためのヒントがたくさんあります。
ぜひ、絵本の力を借りて、親子で食事を楽しめるきっかけを探してみましょう。
食育におすすめ絵本【0、1歳〜】
0歳〜1歳向け絵本を選ぶポイントは以下の通りです。
- 親子で一緒に楽しめることが大切
- 赤ちゃんが簡単に認識できる絵や色で描かれていること
- 自分でめくったりできるしかけ絵本
- 乱暴に扱っても壊れにくいページに厚みのあるボードブック
どんどんページをめくってしまうお子さんも、色んな活動や経験を通して絵本を味わっています。
読むことだけに着目せず、赤ちゃんのさまざまな行動を見守って一緒に楽しみましょう。
何度も開きたくなる仕掛け絵本「しかけえほん くだものどうぞ」
リズミカルな言葉と共に、優しいタッチで描かれた果物が登場します。
仕掛け部分をめくると、果物を切ったり剥いたりしているように楽しめます。
食べ物絵本のデビューにぴったりの絵本です。
一緒に果物を選んで、そして絵本を見比べながら切ってみるということを楽しめる一冊です。
乗り物!食べ物!オノマトペ!の最高の組み合わせ!「サンドイッチでんしゃ」
リズミカルな言葉と共に野菜たちがサンドイッチになる準備を進めるお話です。
最後にコッペパンが走ってきて、かわいいサンドイッチが完成します。
「ひらひら〜ん」「ぱぱぱぱぱ」など一緒に言いたくなるオノマトペがたくさん出てきます。
繰り返し出てくる「せーの」のセリフも盛り上がるポイントで、リズミカルな文章が楽しい絵本です。
食育におすすめ絵本【2歳〜】
2歳向け絵本を選ぶポイントは以下の通りです。
- 【絵本に興味がある子】簡単なストーリー性のある絵本
- 【まだあまり絵本には興味がなさそうな子】しかけ絵本など遊び要素がある絵本
- 動物や乗り物、虫、好きな食べ物など、その時の興味にあった絵本
- オノマトペ絵本やリズムのある絵本は一緒に繰り返し楽しめます
2歳になると動きが活発になり、絵本への興味は個人差があると思います。
しかけ絵本を用意してみたり、ちょっとおもしろいタッチの絵の絵本を一緒に見てみたり、お子さんのその時期にピッタリ合うような絵本を探してみましょう。
これからお弁当生活が始まるお子さんにはこれ!「しかけえほん おべんとう」
1歳頃のお子さんからオススメのシンプルな絵本ですが、2歳〜3歳頃のお子さんに読むと、お弁当が作られていく様子をしっかり理解して楽しめます。
3種類のお弁当が出来上がるまでを楽しく知ることができるしかけ絵本。
我が家の次男はこの絵本に出てくるおにぎりを幼稚園のお弁当に持って行ったことがきっかけでお弁当完食!まさに食育にぴったりの絵本です!
感動的な美しい絵!同じように作ってみたくなる!「サンドイッチサンドイッチ」
シンプルにサンドイッチを作っていく工程が描かれた絵本ですが、絵の美しさに思わず夢中になってしまうほどです。
パンにバターを塗るところから始まり、順番に具材を乗せていくストーリー。
シンプルな絵本だからこそ何度も繰り返し読みたくなる名作絵本です。
食べることが苦手なお子さんでも、絵本と同じように作ってみたくなるような魅力がつまっています。
いつもサラダは食べない我が子もこの絵本の通り「レタス入り」でサンドイッチを作りましたが「おいし〜!」と大成功!
野菜もみずみずしくおいしそうに描かれています。
畑で野菜を収穫している気分になれる!「やさいさん」
縦に広がるしかけ絵本で、「すっぽーん」の掛け声と同時に仕掛け部分をめくると、土から野菜さんが登場します。
途中動物が現れたり、ユーモア満載のクスッと笑える絵本です。
愛嬌たっぷりの野菜さんがたくさん登場するので、野菜が苦手なお子さんにぜひおすすめです。
野菜に親しみを感じるきっかけになる!「おやおやおやさい」
野菜たちのマラソン大会のお話。
韻を踏んだような言葉遊びが楽しくて、読めば読むほど親子でハマります。
野菜たちのそれぞれの表情がとても細かく描かれていて、絵もじっくり楽しめます。
文章はシンプル!言葉遊びも楽しい!絵も見応えあり!
なのでどんなお子さんにもピッタリです。
食べ物絵本の大ベストセラー!「あっちゃんあがつく」
発行50万部を超える大人気「たべものあいうえお」の本です。
濁音、半濁音も含めて69音が登場します。
コロッケが油の中を泳いでいたり、エビフライがサングラスを掛けて本を読んでいたり、それぞれの食べ物の表情やストーリー性が細部までかわいらしく描かれていて、何度も見返したくなる絵本です。
大人も全ページをじっくり見たくなるほどです。
食育はもちろん「あいうえお」をこれから触れるお子さんには強くおすすめです。
この本は「一家に一冊!」と言えるくらいおすすめです!絵が可愛い!ひらがなと美味しそうな食事に同時に触れられる!長い間愛されてきたこと、納得の絵本です。
食育におすすめ絵本【3歳〜】
3歳向け絵本を選ぶポイントは以下の通りです。
- ストーリー性のある絵本
- ハマっていることへの関連する絵本(虫、乗り物、おばけ、プリンセス、食べ物など)
- 長く読み継がれている絵本(昔話や超ロングセラー絵本など)
- 図鑑
言葉のやり取りがよりスムーズになり、「なんで?」「どうして?」と知的好奇心が高まる頃です。
兄弟との関わりや、保育園や幼稚園での社会生活が始まり、人間関係も広がる時期です。
絵本の世界へ入り込み、存分にストーリーを楽しめる時期に突入します。
実生活で興味のあるジャンルから、絵本でしか味わえない世界まで、様々な絵本に触れて親子で楽しみましょう。
おにぎりが苦手でも食べてみたくなる具材満載!「ちびころおにぎり なかみはなぁに」
小さいおにぎり「ちびころ」には具材が何も入っていないので、おにぎりみんなで探しに行くストーリーです。
途中、縦の見開きページもあり、「わぁ〜!!」と子供達は盛り上がること間違いなしです。
ストーリー性はありますが、もちろんとても簡単で、小さいお子さんでも理解しやすい内容です。
そろそろ物語が楽しめるようになってきたかな?という頃にぜひ読んでほしい一冊です。
おにぎりたちがとてもかわいいですよ。
少食っ子さんには「ちびころサイズのおにぎりだよ」と声がけしてみると楽しくなりますね!
最後のオチに親子で笑える!「ちゃんとたべなさい」
「お豆が苦手なデイジー」とどうしても食べてほしいママの葛藤のお話。
2001年度英国チルドレンズ・ブック賞絵本賞及び大賞受賞作です。
お豆を食べてくれるならなんでもしてあげる!というママの説得の内容がとてもユニークで親子で笑えます。
熱く説得するママとデイジーの温度差が小学校低学年の我が子にも大ウケでした。
ご兄弟がいるご家庭も家族みんなで楽しめます。
食べ物の大切さをリアルな写真で感じることができる!「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」
釣り上げた魚がさばかれて、お寿司になるまでを見せる写真絵本です。
言葉だけでなく、実際に写真を見ながら読み進めることで、「命をもらっている」ということがとても伝わってくる一冊です。
わかりやすく、大切なことを写真で気づかせてくれる本です。
テレビや雑誌でも取り上げられた話題の本で、小学生の読書感想文課題図書にも選ばれています。
偏食のお悩みにはこれ!おすすめ絵本10選まとめ
偏食の悩みを解決するヒントがたくさん詰まった、食事に関連する絵本を厳選して10冊ご紹介しました。
すべて我が家の4兄弟が大好きで、何度も読んできた絵本です。
- 何度も開きたくなる仕掛け絵本「しかけえほん くだものどうぞ」
- 乗り物!食べ物!オノマトペ!の最高の組み合わせ!「サンドイッチでんしゃ」
- これからお弁当生活が始まるお子さんにはこれ!「しかけえほん おべんとう」
- 感動的な美しい絵!同じように作ってみたくなる!「サンドイッチサンドイッチ」
- 畑で野菜を収穫している気分になれる!「やさいさん」
- 野菜に親しみを感じるきっかけになる!「おやおやおやさい」
- 食べ物絵本の大ベストセラー!「あっちゃんあがつく」
- おにぎりが苦手でも食べてみたくなる具材満載!「ちびころおにぎり なかみはなぁに」
- 最後のオチに親子で笑える!「ちゃんとたべなさい」
- 食べ物の大切さをリアルな写真で感じることができる!「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」
食べることは大切だとわかっていても、食べられない、食べる気持ちにならない子供たち…
そしてそんなお子さんを応援したいけど、毎日励ますのも大変…と思っているママさん達…
ぜひ今回ご紹介した絵本を通じて、楽しい食卓作りのきっかけを見つけてくださいね。